頭蓋骨締め~あれから6年~
2010年10月8日 MTGSkullclamp / 頭蓋骨絞め (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+1/-1の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが墓地に置かれたとき、カードを2枚引く。
装備(1)
みなさんご存知、ダークスティールで登場した凶悪装備品です。
こいつは本当にダメだった。
これが装備されたクリーチャーを除去すると不利になるのだ。
何を言っているか意味がわからない。
よくもまあ、フィフスドーン発売まで禁止されずにいたものだ。
さて、過去に活躍した、または、強すぎたカードをリメイクするというのはよくある話である。(最近では《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》がそれに当たるだろう。)
実はこの頭蓋骨締めも、ミラディンの傷跡でリメイクが行われていたことに気付いていただろうか。
そう、《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff(SOM)》である。
・リメイクポイントその1
タフネスへのマイナス修正を無くした。頭蓋骨締めはタフネス-1されることで、能動的にクリーチャーを墓地へ送りその誘発型能力を使うことができてしまったのが、強かったポイントのひとつだった。今回のリメイクにあたり、タフネスには何も修正を与えないことになった。マイナスがダメならプラスでどうよ?とも思うのだが、それはそれで強すぎるのだろう。
・リメイクポイントその2
墓地に行ったときの能力をやさしくした。カードを引くというのはカードゲームにおいて非常に強力な行動であり、そのコスト設定には慎重になるべきである。頭蓋骨締めに限らず、「カードを引く」という効果を持つ、コストが安すぎたカードは過去にいくつも存在する。(オーキドはかせとかね)。クリーチャーが場から墓地に行くというコスト(条件)だけで、2枚も引いてしまうのはあまりにも安すぎた。そのため今回は、3点のライフを得るに変更された。これで、頭蓋骨締めのようにコンボチックな使われ方ではなく、装備品としての本来の姿、クリーチャー同士の殴り合いを有利に進める目的で使われるであろう。
今回のリメイクが失敗か成功かはまだ分からないが、非常に良いリメイクデザインだと僕は思っている。
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