初めてのプロツアー 第三部
初めてのプロツアー 第三部
◆第三部

土曜日。プロツアー2日目。
同じドラフトポッドには、齋藤友晴さん(上家)、廣澤遊太さん(下下下家)の姿があった。

R9~11。ドラフト。
1-2《速接会の技師/Weldfast Engineer》からそのまま流れもよく赤黒へ。
昨日の青白には劣るが悪くない。

R9 Neumann, Alexander ○○ 赤白
odds,evenによるダイスロールを教えてくれた。
一度のダイスロールで決まる点はhigh lowより優れている。

R10 Rietzl, Paul ○○ 青黒
R11 Hirosawa, Yuuta ×× 赤緑

「あ、よろしくお願いします」
ついに日本人と対戦。
言葉が通じる安心感が不思議だった。

互いに昨日を含めてドラフト5-0中。全勝をかけた戦いだ。
しかし結果はあっけなく敗退。
攻撃の通ったクリーチャーに、感染デッキのごとく強化呪文を連打されるのを防ぐ手立ては無かった。

ドラフト2日目2-1。


R12~16。スタンダード。
昨日は出だしの集中力が足りなかった。
R5,6のころの感覚を思い出しながらテーブルへ向かう。

R12 Shimizu, Naoki ×○○ バントフラッシュ
「あ、よろしくお願いします」
シミチンさんだ。
昔から彼の活躍を見てきている。対戦できて光栄だ。

G3。土地が止まる中での《呪文捕らえ/Spell Queller》2体に苦しむも、なんとか被害を最小限に抑え逆転することができた。

R13 Hirosawa, Yuuta ○○ ジェスカイサヒーリ
「あ、また当たるんですね」
ドラフトラウンドでの対戦履歴はリセットされることを知った。

R14 del Basso, Federico ○×× 黒緑エネルギー
実は黒緑昂揚を使う前に、黒緑エネルギーを使っていた。
その時にサイドボード後に弱いデッキだと感じ、使用を断念した経緯がある。

しかしフィデリコさんにはサイド戦で2本負けた。
洗練されたデッキだった。快く負けを認めることができた。

R15 Finkel, Jon ×× マルドゥ機体
プロツアーではペアリング表に対戦相手の名前は書いていない。
先に席で待っていた僕は、現れた長身のアメリカ人を見て目を見開いた。
ジョン・フィンケル閣下。

対戦中、彼からは余裕が感じられたが、僕は必至だった。
いわゆるウマぶりをしてしまい、敗北。

試合後、どこか僕が下手だったところはあったか?と尋ねたら、
「いや、このマッチでベストなカードがたくさん引けただけだよ」と返ってきた。

いつかまた対戦できる日を夢見て、次へ。

R16 Zhang, Chaoxi ○○ マルドゥ機体
フィンケルに負けた腹いせにフルボ。
(アーティファクトを1枚も引かぬまま《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar》が3体並ぶなど、相手の方が不運だった。)


スタンダード2日目。3-2。
総合成績10-6。

結果が出るまで、最終戦のフィーチャーマッチを観戦。
ブラジル応援団が本当に楽しそうで面白かった。

さて、最終戦直前で84位だったので70位ぐらいで終わりだろう。
何も期待せずに最終順位を見てみると・・・・・・64位。
64位!やった!マネーフィニッシュ!

出来すぎだ。初めてのプロツアーで賞金を獲得。
応援してくれた多くの人々に、また感謝した。




第二部→http://mantle2010.diarynote.jp/201702170213485929/
終章→http://mantle2010.diarynote.jp/201702170219187238/

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Aki

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